小倉智昭さんの講演概要と感想【日本吃音・流暢性障害学会 第4回大会】


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日本吃音・流暢性障害学会 第4回大会に参加してきました!
ゲストとして参加されたアナウンサーの小倉さんのトークはとても面白かったです!

日本吃音・流暢性障害学会 第4回大会
http://www.jssfd.org/formal_meeting.html

「吃音の基礎知識と本学会の役割」
講師 日本吃音・流暢性障害学会理事長 長澤 泰子 氏

特別講演「夢を持つな、目標を持て! どもるからアナウンサーになった」
講師 アナウンサー 小倉 智昭 氏

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吃音の基礎知識と本学会の役割

日本吃音・流暢性障害学会理事長 長澤 泰子 氏のお話です。

吃音の知識がない参加者向けに吃音の症状のことを説明されていました。

ざっくりと書くと、以下のようなお話でした。

  • ・吃音の症状の概要について
  • ・吃音の症状について研究が進められて約80年。未だに原因の解明には至っていない。
  • ・日本の言語聴覚士は27000人ほどいるが、全員が吃音の正しい知識を持っているとは言い難い。
  • ・他

小倉智昭さんの講演の概要と感想


「夢を持つな、目標を持て! どもるからアナウンサーになった」

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おおよそ1時間ほどのトークでした。

テレビ越しで小倉さんを見ている限りでは吃音と無縁に見えますが、本人曰く、吃音は治っていないと仰っていました。
気を引き締めている状態の時はどもらないが、気を緩めている日常生活ではどもるとのことです。

「夢を持つな、目標を持て!」という言葉は小倉さんのお父上から言われた言葉だそうです。
「夢」は叶わないことがあるが、「目標」は手の届くものに対して頑張れるから。
(…と仰っていたような。すみません、肝心の内容がうろ覚え…^^;)

ざっくりと覚えてる範囲で全体の概要を書きたいと思います。

◎話の内容
  • ・子供の頃の吃音体験
  • ・アナウンサーになるまでの話
  • ・アナウンサーになった後の話

◎印象に残ったこと
  • ・気を引き締めている状態ではどもらない=スイッチが入るそうです。
  • ・適度な緊張時はどもらない。
  • ・声のトーンを変えると違う自分になれる
  • ・モノマネをするとどもらない
  • ・昔は朗読の練習をしていた。

小倉さんのトークは話の流れがスムーズでわかりやすく、更に会場全体に笑いを誘うのはさすがアナウンサーだなぁと敬服いたしました。

そのトークの中で「今どもったかも?」と、吃音の粗探しをしてしまったのは私が吃音だからでしょうか。
小倉さん自身は「た行」が苦手と仰っており、確かに「た行」で少しだけ引っかかる場面が見られました。

アナウンサーとして活躍されている小倉さんが未だに吃音が治っていないということは、ある意味で「吃音は治らない」と改めて認識された思いです。

終盤に一般参加者の方からの吃音の質問(悩み?)に対して、小倉さんは「吃音克服者」としての視点で「なんとかなる!」「やればできる!」と答えていました。

この回答に対して、一般参加者の中には共感出来ない人が少なからずいたんじゃないかなと思います。
吃音は努力しても必ず治るわけではありませんし、症状の度合いはそれぞれ異なりますから、逆境に耐えられず鬱になってしまったり、社会から逃げてしまった人もいるでしょうからね。

しかし「吃音克服者」としての激励は吃音に対して悩んでいる人に希望を与えますから、落ち込んでも前向きに進めば報われる日がくると小倉さんは言いたかったのかもしれませんね。

事実、私は小倉さんの話を聞いて勇気づけられました! 「吃音」という逆境を糧に、私も頑張りたいと思います。